編入学試験対策・書籍紹介 化学編 Part1
物理化学・理論化学分野について
『アトキンス 物理化学〈上〉』
『アトキンス 物理化学〈下〉』
『アトキンス 物理化学問題の解き方(学生版)』Peter Atkinsほか、東京化学同人
『バーロー物理化学〈上〉』
『バーロー物理化学〈下〉』
『バーロー物理化学問題の解き方』Gordon M. Barrowほか、東京化学同人
『詳解物理化学演習』小野 宗三郎、 長谷川 繁夫共著、共立出版
『物理化学演習〈2〉―大学院入試問題を中心に』染田清彦著、東京化学同人
『量子化学 基本の考え方16章』
化学の勉強では、物理化学・理論化学分野を優先的に勉強するのが良いでしょう。化学熱力学、反応速度論、量子化学がメインとなります。化学熱力学は物理の熱力学と、内容としては重複しているので (ただしこちらは化学反応を考えることが中心となる)一番初めに勉強するのが良いでしょう。反応速度論は反応速度の解析を微分方程式を立てて解くことが主な内容です。(定常状態近似などは頻出です)量子化学は編入試験レベルでは、シュレーディンガー方程式の基礎、1次元井戸型ポテンシャル、調和振動子、分子軌道法などがよく出ます。難解な量子力学の内容が問われることは殆どないように思われます。
化学熱力学の解説は個人的にはアトキンスがお薦めです。バーローは標準的で癖がないです。僕はどちらを使っても良いと思います。問題演習としては、アトキンス、バーローの問題の解き方や、詳解物理化学演習、物理化学演習-大学院入試問題などをやってみましょう。