大学別・編入学試験の傾向と対策 補足1
最後に、実際に受けなかったものの、視野に入れていた大学や
過去問を解いたことのある大学について、傾向と対策を書きたいと思います。
(ただし、受験していない人間の書いている事なので、鵜呑みにはしないで、
参考程度に聞いて頂きたいです。)
・東京大学工学部
募集人員は若干名で、3年以上在学する必要があります。
筆記試験は、電子情報工学科、電気電子工学科、物理工学科、計数工学科は、
英語、数学、物理の3科目で、それ以外の学科は英語と数学の
2科目になっています。
過去問を見た印象としては、英語は問題量が多く、英語力と高い情報処理能力が
必要で、やはり東大という感じでした。難しさとしては、阪大基礎工学部と比較する
と、とにかく高い質が求められるのが阪大基礎工で、質と同時に量をこなす能力が
求められるのが東大であるという印象です。高専の英語だけではかなり厳しいので
自主的な勉強と特別な対策が必要になると思います。数学は、出題範囲が広く
(微積分、線形代数、確率、複素解析、応用数学など)どの問題も難易度が高い
です。特に複素解析や応用数学などは編入の問題集をこなすだけではなく、別の
参考書を使う必要があるかもしれません。物理は、力学、熱力学、電磁気学の他、
量子力学も出題されるので、かなりの勉強量をこなさなければなりません。こちら
も数学と同様、難易度は高いです。
全体として、編入学試験の問題としては最高レベルの難しさだと思います。東工大
や阪大なども難しいのですが、出題範囲が東工大や阪大以上に広いので、別次元の
難しさだと思います。僕は、東大に関しては受験をそれとなく勧められたり、募集
要項を取り寄せたりしましたが、受験は断念しました。合格するのは厳しかった
だろうと思います。